生翠 seisui - 舟醒 shusei’s diary

書画のあれこれエトセトラ

初めての投稿…

皆様、初めまして。
書画家の荻須生翠(オギスセイスイ)と申します。
別名、舟醒(シュウセイ)はアート書、抽象水墨画の画号です。
生翠はプロフィールにありますように、公益社団法人大日本書芸院から頂いた雅号です。
ややこしくて申し訳ありませんが、宜しくお願いいたします。

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これから少しずつ書画のお話をしていこうと思っています。
小学校の授業で「お習字」の時間があり、初めて筆で書く事を経験する方が殆どではないでしょうか…
私も初めて筆を持ったのは学校の授業でした。
お稽古事として今はあまり書道教室に通う方は少なくなったとは思いますが、昭和の時代はまだお稽古事として同級生も書道教室に既に通っている子が何人もいました。
上手く書けなくて悔しい思いをしました。
ある日、家に帰るなり母に「お習字習いたい!」と頼み、暫くして近所のお教室を探してくれました。

筆の持ち方、墨の付け方、筆の運び…
学校ではなかなか分からなかった事が、先生に手を持って一緒に書いて頂いたたり、根気よく教えて下さったお陰で、だんだんと出来るようになっていきました。
書きはじめの始筆、線や点の終わりの終筆、払い、ハネ等が上手く書けるようになった喜びは、今でも覚えています。
書けば書くほどに身についていき、出来るようになる嬉しさと、どうしたら先生のように綺麗な字になるのかと、色々工夫しやってみるの繰り返しがとても楽しく、気がついたら今日まで続いていました。

途中、ブランクが空き、また所属する会派が変わってしまったので筆法等、変わる中でも続けて来たのはお道具の不思議にも魅せられたからかもしれません。
筆一つとっても同じ毛質でも、同じ書き味の筆はありません。
毛質や長さが変われば当然、書いた字の雰囲気も違いますし、その筆に合わせた筆さばきが必要になります。
墨にしても油煙墨、松煙墨があり、更に細かく素材によっても色が変わってきます。
硯もそうです。そして紙も違ってきます。
こうした組み合わせで無限大に思える程に、書画の表現は広がっていきます。

先にも書きましたが、少しずつこうした面白さや不思議を綴っていきたいと思っております。
読んで下さってありがとうございました。

生翠

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四つの「遊」という字が書いてあります。
お題【よくあそべ】