生翠 seisui - 舟醒 shusei’s diary

書画のあれこれエトセトラ

お教室通信

皆様こんにちは。

毎日、蒸し暑くて嫌になりますね…

先日、京都からお見えの方と少しお話しをした際、東京のほうが暑いと感じると、仰っておられました。

蝉も昼間は静かになってしまうほど、蒸し暑くてたまりません。

こんなにも暑い中でも、お稽古に通われる生徒さんには、本当に頭が下がります。

 

さて、月2回の今月のお稽古は、少し早めに月課題を提出されました。

まだまだ苦手な草書体ですが、固くならず柔らかさが出てくると、もっと草書らしさが出てきます。

どの点画が楷書ではどの点画なのか、次の点画に移行する“虚線”と実線の差、線のめりはり、半紙全体のバランスが取れるように、今後もお稽古をしていきましょう。

楷書は慣れもあり、大分、バランス良く書けるようになりました。

 

そして…毎年恒例の団扇作りに挑戦して頂きました。

この暑さを表現したい、ギラギラ太陽の夏!を書きたい!!ということで、夏という一字を選ばれました。

そして背景には太陽が燦々と輝いている様を、表したい!とイメージを膨らませ、構図作りに色々描いてみます。

まずは主役の”夏“をデザイン書にするため、創作します。

参考にどのように創っていくのか、少し私も描いてみました。

五体字類で確認しながら、どんな”夏“を表現するか試行錯誤されていました。

こうした抽象的な表現をどう、字体に落とし込むかは面白いものです。

昼間の浜辺のようなジリジリ感を出すのならば太く、夕暮れ時のひぐらしが鳴いているような、暑さが少し和らいだ感を出すなら細く、風や波も取り入れてみる、などなど、色々あります。

 

また太陽も顔彩で入れるのに、どんな色合いが良いのか…

朱や紅を強くすると夕日、黄を強くすると真昼間のカンカン照りが想像できます。

色味を見ながら描いてみます。

乾くと薄くなるので、濃い目に描かなければなりません。

濡れたうちに書くと滲んでしまうので、ドライヤーで乾かしてから上に文字を乗せてみました。

先生、こんな感じでイメージできました!!

 

と構図も固まり、この形で行きます!と決定したようです。

簡単に団扇の縁取りをした試し書きに、配置のバランスを見るためもう一度描きました。

その後、いよいよ本番!!

緊張しながらも顔彩で色つけ、乾かした後に摩った墨で書きました。

今回の墨は古梅園さんの「山羊膠青墨」です。

油煙ながらも美しい青が特徴的で、膠も多く少し濃墨気味に磨りました。

緊張の一瞬です。 

書き直しはできません…

一発で書き上げました!

さすが、もうそろそろ緊張せずに、書けるようになったようです。

書はある意味、一発勝負なので度胸がないと書けない、瞬間の芸術なのです。

良い意味で度胸がついてきましたね。

 

イメージ通りの団扇になりました!

 

と満面の笑みで見せてくれました。

素晴らしいですね!

落款もご自身で書かれるとのことで、見守ります。

お気に入りの団扇に仕上がり、とても満足されていました。

これで暑い夏も乗り切ってくださいね!

来月はまた、昇段試験がやってきます。

月課題と昇段試験と、お稽古頑張りましょう!

楷書、行書、草書の三体です。

まずは楷書からやってみましょう。

来月のお稽古がまた楽しみです!!

生翠

 

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