生翠 seisui - 舟醒 shusei’s diary

書画のあれこれエトセトラ

教室便り

皆様こんにちは。
ゴールデンウィークも終わり、明日からまた仕事に精を出す日々がやって来ます。
昨年からのコロナで、今年は去年よりも寂しいゴールデンウィークになったのではないでしょうか。

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こんなに閑散とした新宿は初めてです。
都会にあって全くの人通りがないとは、人が居ない事に少し怖くなります。
すれ違うにも苦労する雑踏が懐かしく感じられます。


さて、今日はネット予約にて新宿教室にお一人での受講を希望され、早速開講してきました。
密を避けるとなると、どうしても少人数制になりますし、世の中の働き方がガラリと変わりました。
また毎週通うお稽古も、大人ではなかなか仕事の都合やレジャー等で、通いきれません。
月に一度か二度が限界、との声もあります。
お教室を開講するにあたり、こうした

「習いたいけど生活リズムが合わない」

というニーズにお応え出来る様、お教室もアクティブに変わらないと、更には書を広めることが出来ません。
少しでも「習いたい」という方々の願いを叶えたいと思っています。

今日の受講生も「小学校以来、本格的に書を書くのは久しぶり。書は好きで、墨を磨るのが大好きです!」とのことで、初回ということもあり、たっぷり墨を磨って頂きました。

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ごくごく簡単に漢字の歴史、お道具である筆や硯、墨の特質や産地の解説をし、青墨と茶墨の違いを体験していただきました。
濃墨で書く漢詩は黒としかイメージがありませんが、青墨は青墨なりの黒、油煙墨には油煙墨の黒がありますし、艶もあります。
今日はそうしたことをほんの少し、体験を通して知っていただきました。
次回がとても楽しみです。

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生翠