生翠 seisui - 舟醒 shusei’s diary

書画のあれこれエトセトラ

国立新美術館で開催の展覧会

皆様、こんにちは。

大寒を迎え一層寒さが厳しくなってまいりました。
身体のあちこちが縮こまって、先日は何かをした拍子に筋を痛めそうになりました。
皆様もお気を付けくださいませ。

さて、昨日から始まりました「國際書画展」と、今日から始まります「美は国境を越えて2021」のいずれの展覧会にも出展いたしました。

f:id:Seisui_Shusei:20210121171229j:plain

國際書画連盟主催の展覧会は、かつて書画は一緒でしたが、明治時代に西洋芸術を取り入れた時に“書”に当たるものがなく、画と切り離され書道、習字として独立したものになりました。
それをまた現代で一つにしようと、書画、文人の交流の場と新時代の創造的芸術分野の開拓、という趣旨のもとに開催されます。
展覧会の作品は書画が一つになり、或いは書、画、文人画等個性溢れる作品に見応えある展覧会になっております。

f:id:Seisui_Shusei:20210121172927j:plain

明日から始まる「国際公募展 美は国境を越えて2021」は、国際墨友会主催によります、書画に限らず絵画や立体や映像作品等、多岐に渡る“芸術作品”を、世界中の芸術家達の交流の場とし、水墨画を中心に各国、或いは地域の文化と融合しながら発展させた作品の発表の場とする趣旨のもとに開催されています。
今年は22ヶ国と地域から450点を越える作品に登りました。
こんなコロナ期なので折角描いた作品も、空輸でも船の輸送でも何でも、国外に出せない、受け取れないという悲惨な状況の中、主催者である小林東雲先生、理事の小林東晴先生、以下墨友会の皆様のご努力により、デジタルデータで送られてきた画像を、和紙にプリントし先生方が表装し作品に仕上げました。
私達日本国内からの参加者は自由ですが、海外からの参加は困難を極めました。
観覧の為の日本への渡航も出来ず…
故に動画配信も公開される予定になっております。

主催者様の御尽力には、本当に頭が下がります。
感謝以外にありません。

不要不急ではありますが、開催期間は今しかありません。
感染に気を付けながらも、足を運んで頂ければ幸いに存じます。
御高覧のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

舟醒