生翠 seisui - 舟醒 shusei’s diary

書画のあれこれエトセトラ

教室便り

皆様、こんにちは。
桜が咲きました、というお話しをチラホラ聞かれるようになりました。
寒桜はもう葉桜になったようで、染井吉野の花盛りももうすぐそこまで来たようです。
桜餅を食べならお花見する、桜の季節が楽しみです。

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さて、今年から本格的に始動しました私の書道教室ですが、コロナの中で少人数に絞って対面式でも開講しております。
感染対策には万全を尽くしております。
元々、書道は書く事に集中しますから、お喋りもそれ程多くはありません。


平塚書道教
以前の記事でもご紹介致しました。
御依頼を受けて出張講師として、依頼主である接骨院にて月に一回のお教室です。
昨年の9月から先行で始まったお教室ですので、ちょうど半年が経ちました。

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ご自宅で仕事や家事の合間をぬって、練習に励んでいらっしゃるのが良く分かります。
清書した字も、だんだんとしっかりとしてきて、迷いが少なくなりました。
上達も早くて驚かされます。
2時間の中で途中休憩を入れるのですが、一度、書き出したら止まらないようで、真剣に書かれています。
教室の始まったばかりの時間は、世間話等も出て和気藹々なのですが、書き始めると空気が変わり緊張感が漂ってくるようです。
一筆、一筆、復習と新しい課題の字に、時に唸りながらも取り組んでいらっしゃいます。
今月はいよいよ「永字八法」です。

篆書体の方は、左右対称に書く事に難儀されていました。
また同じ太さで書く難しさを、楽しみながらも練習されています。


新宿教室

1月から始まりました。
レンタルスペースでのお教室で、最大3人までで、こちらも月一回の開講です。
先月はお仕事の都合でお休みされてしまい、久しぶりのお教室になりました。

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他の方々と同じく筆を持つのは小学校以来?!
というお二人です。
お一人は前から興味はあったけれど、機会が無かったり通える範囲にお教室が無かったり…
会社帰りに気軽に習えるお教室を探していらしたそうです。
もうお一人は同級生で、誘われていらっしゃいました。
興味はあったけど……とおっしゃっていました。

筆の持ち方、お道具の説明、一番簡単な漢数字「一、ニ」を書いてみました。
お二人とも筋もよくて、将来が楽しみです。


私も小学校の授業が初めての「お習字」でした。
一番初めに筆を持って紙に向かった時。
こんな不思議な物で字が書けるの?と思ったものです。
筆の持ち方もぎこちなくて、そんな持ち方では書きにくいし……
思うように払いやハネは出来ないし、真っ直ぐ線が引けなくてイライラしたり。
習い事で書道の経験を持つクラスメートに馬鹿にされて、なぜかとても悔しいと感じました。

そこで近所の書道教室に通うようになり、根気よく先生に教えて頂き、何度も何度も、なぞり書きや手を持って習いました。
いつしか真っ直ぐの縦線が書けるようになり、始筆、終筆が出来るようになり…
左右の払いも気持ちよく綺麗に書けるようになった時は、とても嬉しく小躍りする程に感動しました。
皆さんにもこうした感動を味わって頂きたいと思い、指導に励んでおります。


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出張講師、お教室御依頼たまわります。
ご連絡お待ちしております。
コメントでもメールでもどちらでも。

荻須生翠

fuwa.kota.fujiyama@gmail.com